ささゆりヘルスクリニック

2025年4月4日

花粉・PM2.5が気になる季節に。「肌を守る」スキンケア、できていますか?

花粉・PM2.5が気になる季節に。「肌を守る」スキンケア、できていますか?

こんにちは。ささゆりヘルスクリニックの前原律子です。

毎年春のこの時期になると、「肌がピリピリする」「赤みが出る」「急に吹き出物が…」といったご相談が増えてきます。特に今年は本当に多いです💦💦

実はこれ、花粉やPM2.5などの大気汚染物質による肌トラブルかもしれません。

今回は、美容皮膚科の視点から、花粉・PM2.5の時期に取り入れてほしいスキンケアのポイントをご紹介します。

花粉・PM2.5が肌に与える影響とは?

花粉やPM2.5は、非常に小さな粒子で、空気中に浮遊しています。

これらが肌に付着すると、肌の表面にあるバリア機能を破壊したり、毛穴に入り込んで炎症を起こしたりすることがあります。

とくに、乾燥しやすい・敏感になりやすい方は、影響を受けやすい時期です。

美容皮膚科医がすすめる「守るスキンケア」3ステップ

1. 肌を守る:「バリアケア」がカギ!

まず大切なのは、肌のバリア機能を整えること。

外的刺激をシャットアウトするために、以下のポイントを意識してみてください。

  • セラミドやヒアルロン酸配合の高保湿アイテムで、肌のうるおいをキープ
  • 朝のスキンケア後にはバリアクリームや保護ジェルをプラス
  • 日焼け止めも、敏感肌用&ノンケミカルタイプがおすすめ

外出後は、肌表面に花粉やPM2.5が付着している可能性が。

放っておかず、すぐにやさしく洗顔をしましょう。

2. 肌を洗う:「落とすケア」も丁寧に

  • 帰宅後、なるべく早めの洗顔が◎
  • クレンジングはミルクやジェルなど低刺激タイプを選びましょう
  • 泡でふんわり洗って、摩擦を避けることがとても大切です

3. 肌を整える:攻めより「守り」のケアを意識

この時期は、スキンケアを一時的に“敏感肌モード”へ切り替えることも重要です。

  • ビタミンC誘導体やピーリングなどの攻めのアイテムは一時お休み
  • 無香料・無着色・アルコールフリーなど刺激の少ない製品を
  • どうしても荒れやすい方は、保湿+保護のみのシンプルケアに徹してもOK

花粉&PM2.5対策はスキンケア以外にも

肌を守るには、日常生活の工夫もとても大切です。

  • 洗濯物や布団は室内干しで、花粉の付着を回避
  • 外出時はマスク・眼鏡・帽子で物理的バリアを
  • ミネラル系のファンデーションやBBクリームで、肌に一枚膜をつくる感覚でベースメイクを

肌荒れがひどい時は、我慢せずにご相談を

症状が強くなると、セルフケアだけではなかなか改善しません。

当院では、以下のような対応も行っています。

  • 抗炎症外用薬(ステロイド・非ステロイド)
  • 抗アレルギー内服薬(アレルギー症状の緩和)
  • 肌バリア回復のためのイオン導入・超音波導入
  • 炎症後の肌トーンケア(レーザートーニングなど)

まとめ:季節の変わり目こそ「守るケア」で美肌をキープ!

花粉やPM2.5の季節は、肌にとっても試練の時期。

でも、ちょっとしたケアの見直しで、トラブルをぐっと減らすことができます。

「最近、肌の調子が不安定かも…?」と感じたら、まずは**“守るケア”**を意識してみてくださいね。

お肌のこと、お悩みがあればいつでもご相談ください。

ご予約・お問い合わせについて

恐れ入りますが当クリニックは完全予約制です。
初診と再診でご予約の際の電話番号が異なりますのでご注意ください。

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監修医師

医療法人仁由会 理事/日本ウェルネス再生クリニック 副院長

前原律子Ritsuko Maehara

2014年 神戸大学大学院医学研究科 博士課程 入学
2016年 神戸大学大学院医学研究科 博士課程 修了
2016年 医療法人前幸会 ささゆりヘルスクリニック 開院
2020年 医療法人仁由会 日本ウェルネス再生クリニック副院長就任